1974年の春。高校受験を終えた僕は、NHKを観ていた。
すると、プロコフィエフの2番コンチェルトをやっていた。
TVから流れてくるピアノの音に、まず驚いた。
TVは、ピアニストの手の動きばかりアップで映している。
人間業とは思えないその演奏に、僕は衝撃を受けた。
一体誰だろう?

若き日のポリーニだった。