ポリーニに必死さが足りんとの意見があったが(ワシの勘違いかもしれんがの)、
演奏中のポリーニを「鬼」と表現した人がおったのう。
体中のありとあらゆる随意筋を文字通り完璧にコントロールすべく
極度の集中力を持って演奏に没頭する姿は、確かに鬼気迫るものがあった。
80年代前半にテレビ放送されたインタビューで、
ベートーヴェンの告別ソナタのどこにでも書かれているような標題性について、
わざわざピアノで(結構ロマンティックに)弾きながら解説していたが、
(そんなことをポリーニにさせるインタビュアーも情けなかったが)、
実際の演奏ではそんなもの吹き飛ばしたようなビリビリした演奏で、
見ていて面食らったものジャ。
ワシャむしろ外面的な造形性を整えるのに必死過ぎるような気がしたもんジャが
今はもう少し余裕が出てきた分、演奏に隙が出てきているのかもしれんのう。
(スマンが最近の実演はワシャ知らんのジャ)