ここの掲示板、面白い議論がされているね。

日本ではどうだか知らないけど、マズアは旧東ドイツでは
現在でも尊敬されているよ。

今年の8月、ライプツィヒでバースディコンサートがあった。
とは言っても、ドレスデンの洪水の影響で急遽、慈善コンサートに
変更になってしまったのだが。
演奏したのは、レオンスカヤとゲヴァントハウス四重奏団。
ブロムシュテットやライプツィヒ市長も出席していた。
マズアは演奏はせず、話しただけだったが、地元での彼の人気
の高さが十分伝わってくる演奏会だったと思う。中年、高齢の
女性のファンが多いようだったが。

彼の指揮については、随分と強く弾かせるなあ、というのが第一
印象。この傾向はロンドンフィルとのシューマンを聴いても
伺えると思う。
レパートリーはアメリカの影響か、無理している所もあるよう
だが、うるさい事を言わずに音楽だけに耳を傾ける人々にとっ
ては、今となっては貴重な指揮者の一人ではないだろうか。

東独時代と革命時の行動については、我々がそれを批判するのは
無意味だと個人的には思う。上にも書かれていたが。そもそも東独
にはチェコなどのような「反体制派」は存在していなかった、とする
学者もいる。さらに、マズアはSED党員ではなかった事も大きい。
一方で、現在のように反BRD的感情がまずます根強くなっている
東独地域では、マズアの演奏で自己同一化を図らんとする人間もま
だ多いのではないだろか。もはや、オスタルギー、の次元では無く。