「手抜き」云々の議論は、仮説だとしてさえも、あまり
意味が無いのではなかろうか。個人的意見だが。
LGOが春に来日した時、オケの第2VNの奏者とマズ
アについて話す機会があった。
これはケーゲルのスレの方で、すでに指摘があった
のでアレだが、マズアは@練習は厳しく、一生懸命。
しかし、Aバトンテクがなく、協奏曲などの場合、合わなく
なることがしばしばある、という事はやはり言っていた。
度を越えた「手抜き」をされて、プロの音楽家がそれに
甘んじている理由はそもそも考えにくい。仮に、「民主化
の英雄」というエピソードがまだ生きているとしてもね。
むしろ、マズアの演奏への評価が、そもそも外国と何故ここまで
違うか、という事を突き詰めていったほうが有効でないかな。
楽譜に忠実云々のミクロなレベルではなく、音楽理解、ひいては
文化の受容いうものに対して、欧米と日本の聴衆の間に、何か大
きな、埋められない齟齬が存在しつづけているのかな、と思う罠。