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0238名無しの笛の踊り
02/10/12 01:19ID:OKDAZnJMサンソン・フランソワは、誰がなんと言おうと最高の天才ピアニストです!
どうも、彼の生演奏を聴いたことがない人たちが勝手なことを書いているようですね。
何回か日本に来ていますが、大阪フェスティバル・ホールでの演奏会で、ショパンのソナタ3番をフランソワが演奏中、あろうことかピアノの弦が切れてしまいました。
聴いていたこっちの方が心臓が止まりそうになるくらい驚きましたが、弦を張り替えてやり直した後の演奏の素晴らしかったこと!
最近、アルゲリッチ、1965年録音のソナタ3番が評判になっているようで、確かに録音されたものとしては素晴らしい演奏とは思いますが、あの日のフランソワの演奏とは『格』が違います。
数段上の天才が、稀有なきらめきを聴衆の前でほとばしらせたときは、演奏終了後も一瞬の『間』が出るものです。
それが、この日の演奏でした。
(似たような経験は、バーンスタインがNYPを連れて来日したときのマーラー9番でも経験しました)
ギャスパールの生は、彼の演奏で初めて聴いて、言葉を失いました。
レコードとはまるで違う、とてつもない曲・演奏でした。
それも、当時はまだ学生の分際でしたので、「コンサート・チケットを買うお金がなくなり、明日の大阪最後のコンサートにはもう来れない」とフランソワに告げたところ、
隣にいた梶本音楽事務所の梶本社長に頼んでくれて、翌日の招待券を私にプレゼントしてくれた演奏会なのです。
一緒に来日していた、彼のチャーミングな奥さんと並んで、普段座ったこともないような1階席のど真ん中で聴いたギャスパールは、私の最高の思い出です。
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