そもそもだな。クシェネクのオペラで真価を問う、というのはウィーン
にしては超珍しいことなわけさ。ウィーン生まれの作曲家ではあるが、
これって滅多に上演されないオペラなんだわ。おまいらも聴いたこと
ないんじゃないか?比較対照されることの少ない珍オペラを持ってくる。
このへんに小澤の限界を感じるわな。小澤はほかにヤナーチェク「イエ
ヌーファ」、R・シュトラウス「サロメ」、プッチーニ「トスカ」、
モーツァルト「コシ・ファン・トゥッテ」「ドン・ジョヴァンニ」の
5作品を指揮するわけだが、いずれも既成のプロダクション。これも例
のないことなんだわ。せめてティーレマンのように「トリスタン」で登場
するくらいの気概がほしかった罠。まあ小澤にトリスタンを振れというのも
酷な話ではあるんだけどな。あひゃ。