小澤さんのボストンでの最後のマーラー、運良く生で聴けました。それまで
の演奏から、さほど期待はしていなかったのですが、いわゆるユダヤ人のマ
ーラーのような、情念の濃い演奏ではなく、従来からの小澤さんに通じる純音
楽的な表現でしたが、弦のすすり泣くような音は、かつてのBSOでは聴い
たことのないようなものでしたし、テンションの高さが圧倒的でした。管楽
器も、サイトウキネンとは比べようのないぐらい美しい音でしたし。なぜ、
あんな良いオケを他人任せにして、SKOばかり振るようになったのか解せ
ませんねぇ。