出店攻勢と自社ビル保有という過剰投資が倒産の原因であって、仮にポップス
やロック等のジャンルの売上が急減したのが主因だったとしても、クラ音盤の
売上不振が命取りになったとはどうしても思えない。自虐的な反省や「つぶし
たのは大阪のクラシック・ファンだ」という批判は的を外しているように思え
てならない。
クラCDの売上額が占める割合は大きなものではないだろうから、携帯電話の
通話料に押されて若者の音盤あるいは楽器需要が急減したこと、あるいは外資
系の派手な販売攻勢(広告攻勢やライブ演奏など)に対抗できなかったこと
等々が主因なのではないかな。
クラ音盤売り場そのものはいつ行っても途切れることなく客がいたから、
大幅な売上の落ち込みがあったようにはどうしても思えない。
大月シンフォニアの場合は本業とは関係のないところで不渡手形が落とせ
なくなって倒産したらしいが、ワルツ堂の場合は結局過剰投資のツケが
回ったということでしょう。不採算店の撤収によるリストラ策が早い時期に
なされていたら、延命できたように思えてなりません。
ところで、経営者の自殺に伴う自己破産ということは株式会社法人ではなく、
有限会社だったのだろうか?11億の負債は自社ビル売却や営業権譲渡等で
かなりの部分は処理可能な数字に思えるが。