サラサーテ自作自演のCDなら、まずOPALレーベル<OPAL CD 9851>が良い。これは初CD化されたもの。ツィゴイネルワイゼン(ただし現在広く弾かれているるものといくつか違いが見られる)だけに限ればいくつかの所から出ている。
ツィゴイネルワイゼンばかりを集めた、ザ・ベスト・オブ・ツィゴイネルワイゼン<EMI  TOCE-8391>、ケン・レコードのもの<WCD 101〜3>。
そして音楽之友社が企画した、大作曲家50人自作自演アルバムのDISK5<OCD 1001〜1006>さらに、pearlからも出ているが、これはOPALのものと同じ音源であろう。
サラサーテは、60歳前後に録音したとは思えないほど音の粒がはっきりしているし、指まわりが物凄く良い。
ツィゴイネルワイゼンの冒頭やカプリース・ホタ、バッハのホ短調パルティータのプレリュードに顕著だ。
(左手ピツィカートなんかはハイフェッツよりも上手い)技巧的であるばかりか、ミラマール・ソルチコ、ショパンのノクターンに見せる歌い方にはききほれてしまう。
サラサーテの録音全集は、スペインのRTVEから六枚組で出ている。
演奏者はAngel Jesus Garcia。サラサーテ自身の録音を聴いた後に彼の演奏を聴くと、どうかと思ってしまう。が、全作品を聴けるというのは意義深い。
また、今のところまだ完結していないように見受けられるものの、RTVEではないレーベルもまたサラサーテの全集を出している。
これは大阪・心斎橋のタワーレコード、東京・池袋のミッテンヴァルトで目撃した。
全集ではなく、一枚物では、DORIANレーベル<DOR-90183>vnはRachel Barton、VOXレーベル<ACD 8160>vnはアーロン・ロザンド。
さらにDECCAレーベルではルッジェーロ・リッチが師のパーシンガーのピアノで録音している。
因みに私が、ツィゴイネルワイゼンでフリスカ部分の最速だと思われるものはレーピンの15歳の時のLive録音<VDC-1170>。
しかし、部分部分では上記のザ・ベスト・オブ・ツィゴイネルワイゼン中の、プシュホダのほうが速い。