ラトルの102番聴きました!私の感想では、最強のヘンタイ演奏でした!
>>90さん期待かけすぎです…。私は彼をちゃんと聴くの初めてなもので。)
ガラス張りの天井から近未来の大都会の夜景を眺めつつ、人間性のある芸術に
思いを馳せる、アーバン・リラックス。といった感じでしょうか。
“古楽的モダン”の手垢にまみれた(w, サイバーな演奏で、非現実的・非ハイドン的。
それでいて、この曲の持てる魅力の新たな側面を、実に鋭く切り出しています。
(いままでで最も感心した102番の演奏です。)
1楽章の過剰なでのフレッシュ感。2楽章の製品化されたリラクゼーション、
ほのかにライトアップされた観光地的な美しさ、その陰に鳴るおぞましいホルン。
1、2楽章には、現在にあって架空の古典様式美を夢想する、という点で、なんだか
チャイコに通じるところがあるような気がします。
続くメヌエットはCGの中で機械仕掛け人形が踊るのにぴったりですし、4楽章には
洗練されたモダン・オケのサウンドの精緻があります。
なんだか揶揄しているような書き方になりましたが、これらの特性が、聴いてて
とっても(・∀・)イイ!!

ただ、非常に彼のハイドンの中で自己完結していて、他のハイドンを聴くときに
彼が提示してくれた新しいハイドンの側面が、役に立つのかどうかは大きな謎。
演奏史の1つの枝分かれといった感じでしょうか(未来の演奏史の主幹になるかも
しれませんが。)これはこれで楽しめ、と。

現代ヨーロッパ人は彼のような演奏とっても好きそうなイメージ…。
日本人の私は“現代的な演奏スタイル”というところでは、古楽のほうが
好きなんですけど。