すみません。遅れました。103番、素晴らしいですね。
1、4楽章、もうひとりの方のリズムについてのコメントが大きなヒントになりました。
1楽章は、序奏のシンコペーションと第2主題がカナーリお気に入りです。
そしてやはり、展開部がいいですね。これがベートーヴェンだと、“では、オレはここから
主題を展開する。よく聴け。”という感じなのですが、ハイドンの展開部は
“いい主題でしょう。この主題はこんな風になります。こんな風にも。そしてこんな風にも。
じゃあ、主題に戻りましょう。”といった感じですネ。これこそ展開部。

特に感心したのは2、3、4の楽章。
第2楽章の変奏曲は見事。変奏曲というと、どこか一段格下の形式のように
思われていますが、
変奏曲が芸術的に極めて高度に展開された時代があって、
それを代表するのがハイドンだと思います。主題の性格を曲げずに、様々な側面を
取り出し、色とりどりの展開可能性を見せてくれます。まさに“変奏の妙技”。
主題は何となく、ハンガリーを連想させます。

3楽章、こんな1輪のスミレのようなメヌエット&トリオを聴けるなんて実に幸せです!
実にニュアンスに富み、まるで緩徐楽章のような繊細さ。これはイイ!!

4楽章、凄いですね。ロンドンセットと言えば、存分に技術をちりばめながらも、どことなく
“いやいや、こんなもんでしょうかね。”なんていう余裕が感じられるものですが、
この曲は本気になって書いているような気迫を感じます。
(って単にそういう曲想だからなんでしょうかね?)

演奏の方は、最初に聴いたドラティのインパクトがちょっと強すぎて、他の(フィッシャーと
クイケンを聴きました!)がなんだかいまひとつ、つまらなかったです。フィッシャーは
なんか変な感じの録音で、逆相につなぐと、少し改善しますが、それはそれでまた変です。
演奏はよさそうなのに残念。クイケンは古楽にしてはおとなしめ(?)。3連投目だったから
なのか、感想はいまひとつ