そうした「原典版云々を超越しちゃってる人々」を特別視するのでなく、
天才だろうが通常人だろうが失敗しようが成功しようが天啓を探るべく、
楽曲に向かう姿勢こそ今求められている。繰り返すが分析は悪いことじゃない。
が、それは音楽学者としてならばよいが「芸術家」にはならない。分析した末
に成し得るのなら誰でも出来る。早い、遅い、レベル高い、低いはあっても。
そんなだれでも出来ることをやるのが音楽ではない、と、ヨハン・セバスティアンン・バッハはその音楽で我々に伝えている。
「極まれな天才は特別だよ」でなく、通常人もそのスタンスを貴ぶべきかと
思うのだ。