原典版楽譜演奏
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0173楽究の徒
02/09/25 14:51ID:oU34nEI7原典版を名乗る以上、一応その校訂者は
「オリジナル」に近い形で残そう、と考えて校訂しているわけです。
乱暴な言い方かもしれませんが、作曲者本人の書いたものでない時点で、
すでにそれは解釈版と言われても仕方のないことではあります。
ただ、その解釈版の中にもいろいろあって、大きく分けると
・源泉資料の比較により、少しでもオリジナルに近いものを、との発想から
部分的には校訂者による選択、解決がなされ、しかもその報告がされているもの
・編集者の恣意的な好みや判断により、アーティキュレーションの変更等、
重大な事柄をも含む変更などがなされているもの
一般に前者を「原典版」といい、後者を「解釈版」というわけです。
「解釈版」は、「俺はこう演奏する、演奏したい、演奏して欲しい」という
意図を持つものが少なくないわけですが、
「原典版」だと、この資料にはこうあり、あの資料にはああ書いてありました。
私はこれこれの理由からこちらの資料を選択しました。という具合なんです。
それで次に出てくるのは「楽譜通り」というキーワードなんですが、
これまた暴論ですけども、例えば私が「原典版」を演奏に用いる理由は、
「楽譜通りに演奏しないため」なんです。もちろん、別の考え方もありですよ。
私としては、「解釈版」というのは「奏法譜・タブラチュア」なんです。
つまり、「こう弾きなさい、こう演奏しなさい」と規定するものであると。
ことにバロックや古典派ともなると、当時の演奏習慣が許す範囲であれば
自分なりの自由なアーティキュレーションの補足、追加が必要となります。
そのためには「奏法譜」ではやっぱり困るんですね。
なるべく「原典」として信頼できるものから、
自分なりの「奏法譜」を作り出すことが大事だと思うのです。
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