最近変な書き込みもいくつかあったけれど、このスレもついに600番台に
突入。記念に、特に強く印象に残っているサヴァリッシュの昔の演奏について
書かせていただく。

1947年のデビューからアーヘン時代(1953−58)までの演奏は音として
聞いたことがないので、何ともいえないが、1950年代後半のフィルハーモニア
管との録音(EMI)からは、エネルギッシュ、時として荒々しい印象を受ける。
それが、最初期の1957年のブラ2を除くと、フィリップスによるウィーン響との
録音はおとなしく、消極的な感じがする。この時期のシューベルトのグレートは、
私をサヴァリッシュ・ファンにさせたほどの名演だと思うが、まだCDでは見た
ことがない。

N響を最初に振った1964年は、ウィーン響常任時代だが、多分さっぱりした
演奏だったことだろう。それがバイエルン国立歌劇場のシェフに決まった頃
から、ロマンチックの度合いが増し、円熟したと評された。特に、1971年の
ブルックナーの第7と第9は非常にスケールの大きな演奏。でも72年の
マーラーの復活は聞き逃してしまい、今となっては、どんな演奏だったか
興味津々だ。名演の誉れが高い、ドレスデン・シュターツカペレとのシューマン
もこの時期の録音。NHKホール開場の際に演奏されたベートーヴェンの
第9は、緩急自在で私としては、今のところ最高の演奏と言いたい。

その後は、特にNHKホールのひどい音響に失望した1975年はあまり
冴えなかったが、良かったり悪かったり。私が非常に印象に残っているのは、
1976年のブルックナーの第2、1977年の青ひげ公の城、1979年の
マーラーの第4、1982年のストラヴィンスキーの幻想的スケルツォ、
1990年のチャイコフスキーの第5、等々