レニングラード,1楽章しか聴いてないが,凄すぎ。
あの曲は不条理な曲だと私は思う。
1楽章でひろげた風呂敷がフィナーレまでにまともにたためていない。
だって,背景の戦争はまだまだ終わっていないもの。
曲全体に不安さ不安定さがつきまとう。最後にとってつけたように「歓喜」(?)でしめくくる。バーンスタインのような「脳天気な」演奏は曲が大げさなだけ馬鹿馬鹿しく思える。
曲の性質がケーゲルに合っているのか,すさまじい世界が展開する。
心を締め付けられるような冷徹さに貫かれている。金管も咆吼する。凄いの一言に尽きる。録音もいい。
ケーゲルの演奏の中でもひょっとしたら五指に入るのではと思う。