私が担当する生徒は2年目の後半からやる気が出てくるというか、自分の考えを伝えてくるんですよね。
その生徒に聞くと、私が言ったとおりに弾いてみると、家族が『そっちの方がいいよ』など言われたから、らしいですが。
その子は1年生の時は散々でした。
私はいつも最初に必ずショパンの『革命』を弾かせます。
怒り、悲しみ、やるせなさを表現させるにはもってこいの曲ですからね。
弾かせると、音楽じゃない。
クラシックの曲を聴いて、『あ、森の中に居るみたいだ』とか思えるものが音楽で、その演奏は風景どころか音符が浮かんできました。
その生徒の曰く『革命は苦手、そんなに好きじゃ無いから…』
その生徒は美しい曲はよかったんですけどね。
だからベートーヴェンの熱情なんか弾かせたらもう最悪で。。
2年生の9月にもう一度革命を弾かせました、最初よりはマシですがやはりダメだったので、3ヶ月かけて徹底的に教え込みました。
するとかなり素晴らしい芸術性の高い革命に仕上がりました、あの時は凄く感動しました。
29小節からテンポを落として深い悲しみとやるせなさ33小節より29小節部分の気持ちを残しつつ怒りを強める、65、66小節の激しい訴えと67小節〜のやるせない気持ちそれが非常によく表現出来てきて。
本人も嫌いだった革命が好きになったと言っていました。
その生徒は今4年生で、英雄ポロネーズに挑戦しています。