内田の読みは楽譜の隅々まで読み込まれてるし、
作曲家の内面、人生や時代背景の勉強もしっかりしている。
しかも、頭でっかちな勉強だけでは到達できない感性のよさも感じるけどね。

内田の演奏が自分本意というのは、267の聴き込みが足りないだけ。

作曲家や作品を無視しているのはアルゲリッチとかホロヴィッツだろ。
ホロヴィッツは結構好きだがね。アルゲリッチのモーツァルトとバッハの
バカさ加減には参ったな。あれこそ、「作品を無視した演奏」って呼ぶと思うが...

逆に、楽譜からだけ読みとろうとするだけの、「客観的」アプローチってのも
基本的には無理があるけどね。それも現代のピアニストからみたら
糞な考えなんだが。楽譜に忠実な演奏でも全然本質に行ってないヤツが
大体多すぎる。

その点、内田は多少表現に無理をしても作品や本質を表そうとしているけどな。