「ヴェクサシオン」に840回のくり返しを指示したのは作曲者であるサティです。

さて、作曲されて以後、この嫌がらせとも言える指示を守って演奏を行ったヤシはい
なかったわけだが、それを実際にやってみようと考えたヤシがアメリカに現れた!
それが、アメリカでのサティ受容に大きな役割を果たしたジョン・ケージだったわ
け。

こんな曲、一人で演奏するのは大変。だから、ケージは自分を含め13人(確か)の
ピアニストを用意し、くり返し回数を分担して、一人の演奏が終わったら別の誰か
が演奏を切れ目が無いように引き継ぐという方法で、サティの指示をこなそうと考
えたわけ。ケージが指揮した、ってのは、指揮棒を持って指揮をしたわけではなく、
そういうお膳立てをしたってことなんだ。ちなみに、その時ケージからピアノ演奏
を引き継いだのは、後にヴェルベット・アンダーグラウンドに参加するジョン・ケ
ールだった。

こういう解説でどうだろう?