後家は、そもそもは19世紀型のヴィルトゥオーゾだったと思われ。
たまたまステレオ時代に生き残ったためにイメージが複雑になったが。
彼の戦前の発言はイメージと随分違う。いわく、ラフマニノフは独創的な
ピアノ作品を書いた現代の巨人だ、とか、ドビュッシーがことに好きだとか、
ブゾーニの編曲はバッハの作品の意味をより明確に効果的に表現しているとか。
20世紀的な批評精神なんかは恐らく微塵もなかったのではないかな。