ベルリン・フィルを壊滅的にダメにした張本人は、
その音楽こそとっくの昔に忘れ去られているものの、
この犯罪的行為一点において永遠に語り継がれるであろう。
それは前任の音楽監督の偉大な功績とはあまりに対照的であり、
これほどまでに存在するだけで害悪を垂れ流す指揮者は他に例を見ない。
ミラノ・スカラ座は、後任の音楽監督のカリスマ的指導力により
ボロボロの状態から脱却して久しい。
ウィーン・フィルも、歌劇場の音楽監督には恵まれないながら
やはりこのスカラ座の音楽監督が指揮台に立つことのみで
なんとかレベルを維持している。
ベルリン・フィルに真にふさわしい指揮者は、
亡くなった偉大な前任者を別格として、
他にはシカゴやニューヨークで大活躍を見せている
かつての音楽監督候補であることは、
マトモに音楽を聴いていれば誰もがそう思うことである。

音楽を愛する全ての人々は、
アッバードが一日も早く姿を消すことを
心から願わざるをえないのである。