メニューインは少年時代、公開演奏で絶賛されていたときでも、
音階が弾けなかったという伝説がある。彼が後にテクニック的は困難に
陥ったのはこのときの基礎練習不足が原因だとする説と、体の不調その他の
原因とする説がある。

彼が少年時代に音階やエチュードを熱心にやっていればもっと素晴らしい
ヴァイオリニストになれたのか、それとも曲を練習する中で自然に身につけた
彼の技巧こそが彼の音楽性の発露に最適だったのか、結論は出まい。