クラシックを聴き始めの頃、片っ端からFM放送をカセットテープに
録音してました。ある日、留守録したテープを整理していたらすごく
心惹かれる曲があったんです。でも、そのテープのラベルには曲名が
メモしてなくて……。何度も繰り返してそのテープを聴き、いったい
これは何ていう曲なんだろうと、ずいぶん歯痒い思いをしたものです。

後日、ベートーヴェンの「英雄」が、そのテープの曲だったと知って
すごく驚いたおぼえがあります。何の先入観もなしに「英雄」を純粋
に楽しんだというのは、今から思えば貴重な体験だったのかも。

ちなみにそのテープの演奏は、ショルティ指揮シカゴ響の旧録音でした。