現代音楽 第三章β
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0041名無しの笛の踊り
02/07/02 02:26ID:???無断引用スマソ。
ペルシャ絨毯に目を近づけて、その柄を観察すると、あるパターンが徐々に
変化していく様を観察していくことが出来るでしょう。延々と弱音で続く持
続の中で、徐々にその形を変えていくフェルドマンの作品を聴くということ
は、このように絨毯へ顔を近づけ細部の刺繍を愛でたり、あるいはその触感
を楽しむという行為に似ています。それは、絨毯の柄全体を楽しむのとは違
った楽しみなのです。
80年代に入ってからフェルドマンが書いた演奏に3〜4時間かかる長大な作
品(決して、ワーグナーのような長大さではない)は、最初に聴くのにはお
薦めしません。フェルドマン自身が「ベケットの時代」と呼ぶ、1970年代の
作品が演奏時間も程々でお薦め。CPOからオーケストラと独奏楽器との協奏
曲を4曲収めたCDがリリースされていたけど、今では絶版かな?Montaigeか
らリリースされている2枚。ラ・バーバラによる声楽曲を集めたCDなどもお
薦めです。
音楽を前へと進める和声ではなく、各瞬間の響きの美しさに賭けた和声。フ
ェルドマンは、おそらく武満よりも、ドビュッシーの美学を本質的に受け継
いだ作曲家であるに違いありません。
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