カッティングといえば60年代のデッカ(ノイマン使用)が半速カッティングを
採用して、これはさすがのHiFiLPでしたよね。
これなんかはLPのキモだったかもしれないな。

ヘッド自体は結構物量を投入すれば制御が掛けられるので現場では
それほど気にしなくてもいい。もちろん優秀なカッティングエンジニア
という存在はあるし、当時最優秀なマシンを使うということはしていた。

でもカッティングの課題はいかに音質を劣化させる事なくトラッカビリティ
のある音溝を掘るか、ということで(>>618でも触れられていますね)、
マシンヘッドの問題はむしろ小さいので、>>618の望むような流れには
ならないと思うよ。

有名なテラークの1812年なんかはこのトラッカビリティをある程度犠牲に
して大振幅に掘っていたわけですね。話題にはなったけどメジャー
レーベルではそんなことはできないでしょうね。それは技術的な問題も
さることながらメジャーの品質保証体制ではテラークのカッティングは
「不良」レベルになってしまうから。こういうセメギアイに上手く妥協点を
見つけるのがカッティングエンジニアの腕の見せ所なんですよね。