モーツアルト の ピアノソナタ
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0311名無しの笛の踊り
02/09/12 08:14ID:wPoq7lkaギーゼキングは解釈としてはしっかりしていると思いました(古いし、
録音も悪いですが)。
ペライアやアシュケナージは、モーツァルトのピアノ・ソナタの様式を
無視して、ピアノ協奏曲を弾いてるかのような感じで強引に演奏していま
したが、そうやってしまうと、曲そのものが壊れてしまうと思います
(全く違う視点で、より知的な演奏を繰り広げているグールドはこの部類
ではないです)。ちなみに内田光子の演奏は、ペライアやアシュケナージの
ような視点がベースになっているので、中期以降は特に聴きづらいと思いま
した(自分もそうだったので、売却しました)。
しかしギーゼキングは、その様式の中でしっかりとモーツァルトの音楽を
繰り広げているのが凄いと思いました。最近ではブレンデルの新盤(2000年
ライブ)がその路線で展開していますが、例えばペライアと比較するととても
自然な解釈だと思いました。
この説明が納得できない人のために一つ例をあげてみたいと思います。
「美味いしんぼ」というアニメが有名だったと思うのですが、特に士朗と
その父親の海原幽山との対決は当時の見物でした。
しかしこのアニメで一貫して主張していたのは、いくら豪華に食材を
飾り立ててもその良さを引き出していなかったら意味がないという点でした。
士朗は主に食材を飾り立てており、幽山はその良さを引き出すことに集中
していたためか、勝負はほとんど幽山が勝っていました。
こういったケースは、モーツァルトのピアノ・ソナタも同じであり、
その限られた様式の中で、その良さを引き出す演奏の方がより自然だし
いいと思います。その意味でギーゼキングやブレンデル(2000年ライブ)
等はいい演奏だと思います。ただそれ以上となると人の好みによるので
何とも言えません。エッシェンバッハがいいとか、グールドがいいとか・・・。
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