基本的に忘れられる指揮者の一人。
宇野功芳が持ち上げなければ、外山雄三と同じレベル。
誰も見向きもしない。

スコアに忠実にというが、あの間延びした緊張感のないリズムでの
ソナタ形式での繰り返しは、はっきり言って意味不明。

一般に評判の良いブルックナーにおいても、金管とその他の楽器との
音量的バランスがムチャクチャで、混沌としたイメージを与える。
それがブルックナーの本質と宇野功芳は書くが、それは宇野氏の個人的
見解であり、全く的を得ない。

音楽的に同じ日本人の小澤征爾には、上記のような致命的音楽的弱点はない。
小澤の音楽の是非は語れるが、朝比奈は残念ながら音楽性の是非を語れる
土俵にも上がれないのが現実といえよう。