>>3 の続き・・・
 そのときのやつは確か「管弦楽組曲第3番」としてリヒターが
振ってたやつがかかってたんだと思う。「随分、賑やかな曲だな
あ」とか思って、大して気にも止めてなく、むしろ太鼓やラッパ
が、パッパカ・パッパカ♪派手に鳴り響いて、自分好みではなか
ったから尚の事無頓着に聞き流していた、と、その次の瞬間・・!
 全てがとまったような感じだった。体が金縛りになったみたい
に硬直して、背筋がゾクゾクってきた・・・。この「ゾクゾクッ」
ていう鳥肌が立つような感覚を最近とみに味わってないけど、そ
の時は確かにそう感じた。「ああ、小さいとき聴いた曲はコレだ
ったんだ。オレはこの曲を探し求めてたんだ・・・」てね。そう、
1楽章の壮大なフーガによる序曲が終わって、「アリア」に入っ
た瞬間、幼なじみの女の子と思春期になってから偶然街で再会し
たかのような感動を覚えた。