対トルコの歌詞を含んだカンタータは、2つあるようですね。

まず18番《天より雨くだり雪おちて》
ワイマール初期の作品で、レシタティーヴォにリタニー(連祷)を取り入れた
意欲的な作品ですが、そのリタニーの部分に「トルコ人と教皇の殺戮と抑圧より(我らを守りたまえ)」
という歌詞があります。

次に126番《主よ、われらを汝の御言のもとに保ち 》
ライプツィヒ3年目の作品。この冒頭の合唱に「残忍な教皇とトルコ人より守り」
と言う歌詞があります。教皇とトルコ人が並んで出てくるんで、単独というのは
ないようです。

まあ、これは、バッハの思想がどうと言うよりは、その頃のルター派の人たちにとって
一種の決まり文句みたいになっていたのではないでしょうか。