>>377>>381
いやいや、指の訓練も大事だけど、楽譜を見てどんな響きがするか頭の中で
瞬時に思い描けるようになること、その能力が決定的に重要だよ。正確に
イメージできていれば、即移調して弾くことだって容易。これは>>374が書いて
いるような機械的で無意味なプロセス(ア行→カ行)とはまるで違うものだよ。

もちろん、イメージした内容を鍵盤上に再現するには指が動かなくては
仕方がないわけだけど、その部分も、豊富な経験(同じような音形を弾く
のにどういう指使いをしていたか)と照らし合わせ、瞬時に対応することが
可能になる。楽譜を読むとほとんど同時に、指をどう動かすかを頭の中で
シミュレートできれば、実際にピアノに向かって練習するまでもなくなる。
(前に誰かが書いてたギーゼキングの例などそういうことでしょう。)

今思いついたことだけど、そういう初見ができる人は、多分、楽譜なしで、
たとえばさっき聴いたオーケストラの曲のさわりをピアノで弾いてみせるような
ことも得意なんじゃないかな。結局はそういう音楽的知性を養う他ないので、
それにはハノンを10万回弾いてもダメ。いろんなジャンルのいろんな曲を
片っ端から聴き、弾いて、ありとあらゆる音のバターンと、それを実現する
指使いに慣れること、それしかない。