以下の弔旗先生の文章について伊福部ヲタはどう思うのさ。


リゲティ・プロジェクト第2弾。今回は、ふたつの初録音を含むオーケストラ作品集。アンサンブル・アンテルコンタンポランとの活動で大いに注目されてきたノットとベルリン・フィルとい
う、以前では信じられないような取り合わせ。ベルリン・フィルのリゲティは、ウィーン・フィルのそれを克明さで凌ぐ。なにしろ、《アトモスフェール》でこれほど高音から低音にわたってミ
クロポリフォニーが燦然としている演奏を聴くのは初めて。《ロンターノ》も興奮もの。《アパリシオン》は実演と併せて、聴くのがようやく2回目だがこの蠢きざわめく音楽も本当に面白く
捉えられている。楽譜再構成によって、ようやく可能になった《ルーマニア協奏曲》は、若きリゲティの素朴さと技量の確かさがよく聞こえる作品。初期の木管作品などが好きなひとに
はお勧めの作品だろう。このころ、すでに伊福部昭くらいの作曲家ではあったみたい(!?)。でも、やはりリゲティは西に移ってからの躍進が凄かったと改めて思う。