アバドネタがいくつかでているけど、彼はほんと週刊誌的ネタに事欠かない。
(もっと芸術的な点で話題になってほしいものだが・・・)
最近DGからやたらとアバドの新譜が続いているけど、これはウラがある。DGはアバドに逆らえず、
アバドが録音したいものを録音してリリースしなければならない奴隷状態にある。
発端はマーラーのコンピレーションアルバム。これで訴えられた結果、DGは和解条件として、ア
バドの録音要求を呑まざるをえなくなった。DGが勝手にコンピレーション作ったので負けて当然、
というように日本では伝えられているようだが、事実はそう簡単ではない。DGだってアホでないか
ら、当然事前にお伺いを立てている。ところがアバド側はいつまでたってもウンともスンともい
わず、DGは何度か催促したものの、返事がないからしびれをきらしてリリースした。少なくとも
Noという返答はなかったからね。ところが後になって訴訟になって、「事前了解なしに」とか
「自分の芸術を切り売りして歪めるもの」なんて言い始めた。DGにしてみれば「何をいまさら」
というところなんだけど、結局明確な了解ということが完全に証明できず、敗色濃厚で、上記の
条件で和解した、というわけだ。似たような話は、最近の伝記訴訟でもあったよね。アバド

本人のせいというよりマネジメントのせいなのかもしれないが、うんともすんとも
返答しないくせに、後で問題にする、というのはアバドサイドの常套手段。
(そういうマネジメントをさせているのはアバド本人のせいかもしれんが。)
たとえばザルツブルグのコシファンツトゥッテのドタキャンだってそう。演出家
のノイエンフェルスと話し合えなかったというのを言い訳にしているが、ノイエン
フェルス側は何度も打ち合わせを申し込んでいるのに、忙しいとか何とかいって
いつも逃げ回っていた。1Kmと自宅が離れていないのに、話し合いができない
わけがあるまい。ベルリンでは有名な話し。伝記にしたって、著者側は原稿を
事前に送っているんだよ。何度もインタビューも申し込んでいるにもかかわらず、
アバドサイドは「本人のインタビューもない伝記なんて言語道断」というのだから
笑わせる。