たしかに、宗教性はまったくかんじられないね。
P協3番あたりになるとかなり濃密に聖なるものとか救いとかの希求が感じられるが。

そうすると、男の(中国4000年のパワーで神秘化された)果てしない性欲がテーマなわけか?
それが一発射精すると絶えてオワリというのはその欲望の結末のあっけなさ、
男性の存在そのものの空しさとか他愛無さみたいなものを表現しているんだろうか。

いずれにしても、男の持つあらぶる肉体と魂が主題だね。あくまで男が主体で少女は欲望の対象
でしかないわけだ。「青髭」といい、いかにもバルトークの愛にふさわしい。

それにしても、ドロドログチョグチョ、凄い音楽をつけたもんだ。
夜に明かりを絞って聴いていると何だか地獄淵を覗きながら歩いているような気分になる。
やっぱり天才の作品だね。誰から教わったってこんな音楽書けやしないでしょう。