いろいろ勘違いしていたので訂正。
小倉朗の著書は『現代音楽を語る』(岩波新書)ですね。それから、その中の
「シェーンベルク」の章で、バルトークではなくシェーンベルクを擁護して
いる柴田南雄の文章を(柴田の名を記さずに)引用・批判している。柴田は
そこで、バッハとシェーンベルクとを比較して、どちらも限られた人にしか
理解できない音楽だ、というようなことを言っている。

しかし、柴田はどこかで「甘美な不協和音」というようなことを書いていたはず。
手放してしまった本が多いので、どこだったのかわからなくなってしまった。
まあ、十二音音楽にひきつけたバルトーク理解とは言えるでしょうね。あと、
黄金分割云々は、エルネー・レンドヴァイの受け売りでしょう。レンドヴァイ説は
1953年頃発表されたので、当時としては新知識だったはず。いまでは、いささか
疑問符がつく理論になってしまったが。