>>78

『カルメン』はグランド・オペラ版(ギロー版)とオペラ・コミーク版
(代表的なのはエーザー版)と、大きく分けて2つの形のものがあります。
まあぶっちゃけて言うと前者は全部歌、後者は多少台詞が混じる…と
いった感じでしょうか?前者のオススメはEMIのプレートル盤になります。
劇性に富み、野性的なようで非常にスタイリッシュなカラスのカルメンは
非常に魅力的です(個人的にはもう少し奔放なポンセルやスティーヴンスの
カルメンの方が好きですが…)。ゲッダの繊弱なホセもいいですし。後者は
やはり映像盤で。TUTAYAに逝けば多分どっかにロージー監督、マゼール指揮の
オペラ映画盤のビデオがあるはずです。カットはありませんし、演出も非常に
リアルです。スケバンねーちゃんみたいな、アンダルシアの土の香りのする
ミゲネス・ジョンソンのカルメンも素敵だし、ドミンゴのホセも映像を通して
みたら何の不足もないです。ただでも『カルメン』を最初に聴くと親しみ易い
だけに後が続かないからなあ…。