>>556さん
まだ,このスレを覗いていますか。
「近代ヨーロッパとベートーベン」というタイトルでしたら,私はバーンスタイン
指揮バイエルン放送交響楽団他の演奏を,演奏様式などと別の観点で
おすすめしておきましょう。

CD: レナード・バーンスタイン指揮,バイエルン放送交響楽団他
(録音:1989年/ベルリン,ドイツグラモフォン)

基本的にはその時代に演奏された形をそのまま呈示されている点で,
オリジナル楽器の演奏は思考をふくらませたり,周りの方々に聴いてもらう
うえで説得力あると思います。

上に挙げたCDは「壁の崩壊」の直後に演奏・録音されたCDで,EUが
統合によって経済的な利点を獲得しようとすると同時に,国民国家思想や
民族主義を超克して,最終的に諸民族の融和を目指している,そういう
歴史的な流れの節目に起きた事件のレコード=ドキュメントでもあります。

EUの「国家」としての第九,またはEUの理念としてのシラー・第九,
ベートーヴェンとナポレオンと民族・国民国家思想など様々,ヨーロッパという
観念とベートーヴェンの関連には切り口が多いと思います。最後に,体系的に
ヨーロッパ史を省みるには,東京書籍から出版されている『ヨーロッパの歴史:
欧州共通教科書』(7000円強)が平易で非常に参考になると思います。
どうぞ勉強がんばってください。