ロ短調ミサに関しては、二回サイテーの演奏会に遭遇した。両方ともパリのことで
ヘレとトンだ。
前者のまるでトンボのような無表情、後者のニヤけた卑屈な様子をみているだけで、
たいした演奏ができるわけないと思えてしまう。
ふたりとも表現のパレットに色があまりなく、単調きわまりない。
彼等に加えてホグウッド、ガーディナー、ヤコブスといった指揮者たちは、
私に言わせれば、皆よくない。
彼等の指揮姿を見れば一目瞭然で、指揮が肉体表現になってないのだ。