>>215
かなり同意。
「変わった」といって失望している人のポリーニの見方がよくわかる。
彼の表象的ピアニズムに酔っていた人は失望するだろう。
もっと精緻にいわゆる「カンペキ」に弾ける人はいくらでも出現する。
しかしポリーニのフォルムに対する感覚、その音楽に混じりけのない
抽象美を見出し、そこに陶酔し、表現するタイプは「メジャー」とよばれる
ピアニストでは珍しいし異端的。そういう側面に惚れ込んでいた人はむしろ
今の彼の演奏は深化していると感じると思う。
良い悪いではなく音楽に何を求めるかという見解の相違から、近年の彼の正反対の
評価が生じてくるのだろう。