鈴木氏の著書内の発言、別に意外ともなんとも思わない。
彼は評論家じゃなくて演奏家なんだから、自分自身の
演奏論や解釈を持ってるのが当然。ヘレヴェッヘと
その演奏が本人がめざす方向と違っていて当たり前だ。
むしろ「僕なんかヘレヴェッヘさんに比べればまだまだですよ」
なんてへりくだられた方が気持ち悪いし情けない。
何たってプロの演奏家は自分が一番と信じてなきゃやっていけないよ。
鑑賞者の求める解釈と違うのだったら、聞かなきゃ良いだけの話。

著書の中でむしろ面白かったのは信仰についての話。
多分キリスト教徒は少ないであろうBCJと日本の聴衆を相手に
どうしてバッハをやるのか、改めて基本的なところをもっとじっくり
話してほしかった。
外国の音楽HPやMLでも、「信仰のない人にバッハがわかるわけない」
「いやそんなことはない」と、同じキリスト教徒であろうメンバー同士での
論争が思い返したように行われている。