>>707
人間の耳は2000〜6000Hzの周波数に敏感です。そのあたりが強調されると音色が
「明るく」「華麗な」「艶のある」という感じになります。
この領域の周波数を強調するには金属の振動を利用するのが最も適しているので
した。スタインウエイのきらびやかな音色の秘密の1つはここにあります。
しかし、この周波数域はさじ加減を誤ると「耳に障りやすい」という諸刃の剣。
耳障りな4000Hz付近の周波数を分厚い側板で吸収しているのがヤマハのSや
スタインウエイ。逆に4000HzあたりにピークがあるのがキンキンしてるC3。
Cシリーズに限らずピアノは個体差が大きいし、調律次第でかなり音色を変え
られるので、Cシリーズだからダメというわけでもないです。

ちなみに響板で響かすのは倍音ではなく基音が主体。基音が良く響くピアノは
「ふくよかな」「暖かみのある」「奥深い」音色になります。