∬ クラ好きで美術も好きな人集まれ ∬
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
0239名無しの笛の踊り
02/05/19 01:47ID:Lw0SGor2人込みもあり、さすがに疲れました。でも、それぞれ良かった、うん。
まず、カンディンスキーの作品からはすごく「音楽」を感じました。
絵を見てて、ストラヴィンスキーのヴァイオリン・コンチェルトが
頭の中に鳴り響いていました。カンディンスキーの画歴を通して
見ると、様々な変遷が垣間見られ興味深いです。最初は印象派風で
続いてはドイツ表現主義風、そして、見れば「彼のもの」とわかる
作風の確立の過程……。この点もストラヴィンスキーのそれを彷彿とさせます。
続いては、シャガール。大変に美しく、また、幻想的なタッチを堪能
しましたが、ずっと見ていると心が疼いてくるんですね。というのも、
彼のモティーフには多くのユダヤ的表象が出てくるのですけど、こうした
東欧ユダヤ文化、しかも第二次世界大戦下でナチによって壊滅的なダメージを
受けた文化というものを、確固たる描写でなく、あたかも夢のように、追憶の
うちにしか描けなかったということを考えると、どうしようもなく心が泣きます。
よって、シャガールに当てはまる音楽はユダヤ民謡の「ドナドナ」として
おきましょう。「ドナドナ」の原詞は、牛が牽かれていく悲しさを歌ったもの
ですが、これは羊のように悪魔に引きずられ、墓を残すことさえ許されなかった、
ユダヤ人の悲しい歴史を表現していると言われます。
最後に、雪舟展。こちらは肝心の絵より、人の頭を見に来たという感じで、
どうにも満足に鑑賞できませんでした。それでも、感心もするし圧倒されも
しました。
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています