文学とか演劇などは、基本的に「言葉の芸術」で、言葉という知性の領域を一旦
とおって我々の感情に訴えかけてくる。

しかし、音楽は(歌詞のあるものはちょっと置くとして)言葉を介さず、感情という
より より深い「情動」に直接ゆさぶりをかけてくるのだ。
だから、音楽を聴いてその感動を共有出来るということは、とても深いところで
お互いの魂が共感しているといってよい。

夫婦で同じ音楽を愛し、同じコンサートで感激している人たちの心の結ばれ方は
他人には窺い知ることの出来ない領域に達しているに違いない。
まったく羨ましいことである。