プロのオケ、プロの音楽家である以上、CDを世に出すときは演奏に技術的なミスがあってはならない。
また、音楽を「楽しむ」ためにはテクニックは関係ないというのも議論としておかしい。
音楽を表現して聴く者を感動させるためには、テクニックが必要なのは言うまでもない。
音楽の解釈、音色、熱気で感動することもあれば、テクニックで感動することも大いにある。
プロの音楽家が、ましてやベルリン・フィルという世界一流の名声を誇ったオケが、
緊張感がなく、技術的にも疑問を抱かせるような録音を堂々と残してしまっていることは、
ベルリン・フィルにとって大きな汚点だと思う。
もちろん、いい録音をたくさん残していることも事実だが、そうでないものもある事実を
認めなければならないと思う。
私はベルリン・フィルのファンだし、世界で最高のオケの一つだと思うが、冷静な判断もしているつもりである。