近代音楽の父と言われるバッハだが、生涯帰依したキリスト教の
ために最大の重点を置いて作曲したことは論を待たない。
そこに大きなポイントがある。宗教の持つ一種の演劇性が
図らずもエロティシズムを鼓舞することがある。
マタイのソロヴァイオリンは赤裸々な人間表現であり、
そこにはエロティシズムを内包する。