『にじ、そら、ほし、せかい』 by りょうこおねえさん

いろんな意味で従来の作品を超えて新境地に踏み込んだ、リョウポンにとって記念すべき作品だ。ぜひ、StandardNumberとして定着してほしい。

まず、完全に幼児向け番組を離れた大人向けの作品にできあがっている。子供受けを狙わず、真正面から切り込んでいる。だからといって子供を飽きさせるものではない。

2番目に歌手つのだりょうこのために書かれた作品であること、曲とヴィジュアルのイメージが彼女のキャラクタに重なって独特の世界を構築している。
・彼女の声が一番美しい帯域:メツォソプラノで歌われること(当たり前のことだけど重要)
・飛行する天使を生み育て、手から放つという聖母のイメージが地球にかさねられることにより神々しさ、荘厳さを演出している。これは従来のうたのおねえさんではあり得なかった新分野。これは挑戦的だぜ、なにしろ今の30歳以下は「ナウシカ」で育ってきているからね。
・声の演出が結構凝っている;りょうこの声をユニゾンで2枚かぶせたうえで、オクターブ下の上下3度であきひろの声を重ねている。(ように漏れにはきこえる)ハーモニーの美しさを子供に伝えるためではないかと、

3番目になんといっても、リョウポンの歌唱力がこの作品を歌いこなせるまでにレベルアップしていること(帯域はせまいけど、このスローテンポを持ちこたえるにはかなりの歌唱力が必要)

がんばれ、今日逝くTV。このうたはミリオンセラーになんかならなくてもいいから、こどもたちが、そしておとなたちがいつまでも憶えていられるように。