まあ人それぞれ了見があるんだから勝手でいいんだけど、チェリがレコード
録音を嫌悪してたのは動かすことのできない事実だし、オレも録音から
チェリの音楽を語ることの矛盾を百も承知でCDを聴いて楽しんでるけどね。
ただ息子が否定したとか、一流の再生装置で聴かないから録音嫌いになった
とか、録音にも一回性があるとか言うのはチト強引なこじつけだね。
要は録音から実演のイメージを想像しながら楽しめばいいのでは?
邪道であることを承知の上でさ。

最近本などで読んでチェリを聴き始めた人もいるかもしれんので、以下に
チェリのレコードについての発言の抜粋を書いとくよ。

*レコードは音の出るパンケーキ
*人間も持っている最悪の幻想のひとつ。マイクでは人の耳の高可聴音さえも
 録音できない。生きているものを殺してしまう。感性や美的感覚を規格統一
 してしまう。
*音楽など全くわからぬ機械や人間の操作するさまざまな道具はひどいもの
*まやかし 野蛮 音楽を利用したとんでもない商売
*レコードで聴けるものは単なる響きにすぎない。響きは音楽ではない
*レコードを聴いて素敵だと思う態度は子供じみている。早かったり、
 そろっていたり、大きかったり、小さかったりすることが音楽ででもあるか
 のような調子だ。
*テンポというものは演奏する空間に則して決まるもの
*レコードを所有することにより、標本化された死骸を基準に生体を語り
 始めてしまった。
*音楽は存在するものではなく、生成するもの。