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11月中旬、東京近郊の小さなホールでイタリア出身のヴィオラ・ダ・ガンバ奏者、
パオロ・パンドルフォのソロ・コンサートを聴いた。バイオグラフィに生年が記載
されてはいないが、その他の情報から推測すると40代半ば前後であろうか。

今回のプログラムの中でもバッハの「無伴奏チェロ組曲」よりいくつかの抜粋が弾かれていたが、
実は彼は「無伴奏チェロ組曲」全6曲をヴィオラ・ダ・ガンバ用に自ら改編し演奏したCDを今年
リリースしたばかりなのである。ヴィオラ・ダ・ガンバとチェロは弦の数だけでなくその音域や
調弦自体も異なるから、このCDでももちろんのこととして、多くの変更がなされている。
6 曲のうち、原調を保っているのは2曲だけであるし、もともと内包されていたに過ぎなかった
ような音や声部があらわれることさえある。