そんなモーツアルトの対位法的技法を習得していく
過程を垣間見るような作品もあります。
弦楽四重奏曲のK.168(ヘ長調)やK.173(ニ短調)の
終楽章です。どちらも、楽章全部がフーガで書かれています。
ヘ長調の方はバロックの作風(ヘンデル的かな?)を強く感じさせる
明るく伸びやかな曲です。ニ短調の方は、ぐっと内容に深みがあり、
後期のモーツアルトを予感させる要素に満ちています。