この de は、対象を示す用法じゃないの?ってこと。
l'amour de Dieu は「神の愛」だけぢゃなくて「神への愛」に取ることもあるでしょ。

問題は二つ。
tombeau は普通名詞としては「墓」だけど、楽曲用語としては
「17-8世紀フランスにおいて、死者への敬愛と思い出のために書かれた作品」。
そういう、伝統を、踏まえていることが、「〜の墓」ぢゃ全然わかんない。
で、de だけど、べつに「クープランのトンボー」でもいいのだけど、
日本語の「の」に、”対象を示す”用法が...あんのかな?
第一義としては、”所有””従属”を表わすわけだから(そりゃフランス語もそうだけど)
「クープラン作曲の”トンボー”なる曲」に擬した作品、
みたいに取られかねないんでは。

まあそりゃ、もともとの起源は誰それさんの墓標を見て、
それに霊感を得て作曲した曲、ということなんだろうけど。
でもラヴェルは絶対ほんとうの「クープランの墓」は見てないと思うな。