【講義30】
よっしゃ、講義始めるで。今回はヒンデミットやな。
ヒンデミットは人から「背が低うて、ハゲで、小太り」
って言われてたらしい。
メチャメチャ言われとるな。こういうの、当たってれば、
当たってるほど、本人こたえるわな。
もちろん、ヒンデミットは全部当たっとった。
そやけど、そのハゲ頭ん中、どないなってたんやろな。
とにかくありとあらゆる楽器ができたちゅうし、作品群見たらビックリする。
それに加えて、大音楽学者でもあった。
せやから、非常に厳しい面もある。交響曲「画家マチス」でも聴いてて疲れるわな。
けど、これがヒンデミットの持ち味ちゅうか、本質なんやな。
当時、作曲界の大御所R.シュトラウスに、「お前の音楽とワシの音楽はちゃうんじゃ」
って言いよったんやからな。理論に裏付けられた自信の固まりや。
そういうヒンデミットの性格が最も表れてんのが無伴奏ヴィオラソナタ作品25−1ちゃうか?。
神経すり減るくらい疲れるけど、聴き応えのある曲やな。
飲みながらとか絶対聴かれへんもんな。襟正すっちゅう感じや。
4楽章は「嵐のように速く、荒々しく。音の美しさは不要」っちゅう、ものすごいタイトルついとる。
この曲聴くと、ヴィオラっちゅうのもオモロイ楽器やなっちゅうて再認識できるで。
ほなな。次回は、ウェーベルンを取り上げる。