でんちゃんの最高水準音楽講座Vol.3
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0003でんちゃん ◆zDNA2e8k
02/03/22 13:37ID:w7kE9pOeよっしゃ、講義始めるで。今回はエルガーやな。
エルガーの作品の中で最もポピュラーなんは威風堂々、それもトリオの部分やな。
タイトル通りほんまに威厳、格調の高さを感じる。
ただ、このおっさん、音楽をほとんど独学で勉強しよったちゅうから立派なもんやな。
だいたいエルガーちゅうのは顔がスゴイわな。髭といい、鼻といい、目つきといい、
いかにもイギリス人ちゅう顔しとる。このおっさんならこんな音楽書くやろと得心してまう。
昨年秋にノリントンが初来日してやった交響曲第1番もええけど、ワシはなんちゅうても
チェロ協奏曲やな。この曲のファン多いと思うけど、めちゃめちゃカッコええ音楽やな。
出だしのチェロなんか、一瞬バッハの無伴奏みたいな雰囲気やし、その後続く第1主題の
メロディー。悲しげなんやけど、決してメロドラマ的な哀切さだけやのうて、
そこは威厳、格調を保っとる。さすがは、イギリス人や。
3楽章も見事やな。人間味溢れるような旋律なんやけど、やっぱりアゴをグイと引いとんねんな。
フィナーレは、後期ロマン派風の大管弦楽の魅力をたっぷり満喫できる。
“お涙頂戴”やなくて、人間としてのプライドを保ってるところに、より高次の哀切感を味わえる。
時代からゆうたら、こういう様式はもはや廃れていくちゅうか、最晩年やった。
パーセル以後、歴史に残るような大作曲家を生んでこえへんかったイギリスにしたら、
音楽史の大きな節目に、突然現れた「どイギリス人」作曲家なんやろな。
そういう意味からすると、ブレアはんちゅうのはガキっぽ過ぎるな。エルガーみたいな顔した
ヤツやないと、イギリスの首相っちゅう感じせえへんもんな。ほなな。次回はヒンデミットを取り上げる。
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